70年代の世相や若者を描いた、「四畳半フォーク」の代表的な存在
フォークを代表する曲といえばこの曲だが、その結果、この曲に影響されて、フォークを含む70年代音楽のイメージとして「貧しさ」が強調されてしまった感がある。
現代だって「格差社会」と言われ、底辺で生きる人たちが大勢いると言われているので、70年代と同じように貧しさを歌った曲がもっと支持されても良いのだが、当時の世相でこそ大衆にウケたジャンルだったのだろう。
それに南こうせつの繊細、純情さと、短気、横暴さ、というのもいかにも70年代らしい。
貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が芯まで 冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の 身体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
タイトル | 神田川 |
アーチスト | 南こうせつとかぐや姫 |
作詞 | 喜多条忠 |
作曲 | 南こうせつ |
編曲 | 木田高介 |
リリース | 1973/9/20 |
レコード会社 | クラウンレコード |
最高位 | オリコン1位 |
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