日雇い労働者の悲哀を歌った人権派フォークシンガー・岡林信康のデビュー曲
昔、「放送禁止歌」というアングラ的な本を読んだことがあるのだが、その中でも岡林信康は横綱級の存在で、この曲は彼の代表曲であることを知ったのである。
その頃はまだインターネットが未発達だったため、放送禁止になった歌や歌手を知る術がなく、「岡林信康」や「山谷ブルース」という単語に対しては触れてはいけない、アンタッチャブルな存在として心に刻まれている。
一方「山谷」という地名も、今や表舞台から消え去り、地図で探すのも困難な状態だ。
今日の仕事は つらかった
あとは焼酎を あおるだけ
どうせ どうせ山谷の ドヤ住い
ほかにやること ありゃしねぇ
一人酒場で 飲む酒に
帰らぬ昔が なつかしい
泣いて 泣いてみたって なんになる
いまじゃ山谷が ふるさとよ
タイトル | 山谷ブルース |
アーチスト | 岡林信康 |
作詞 | 平賀久裕・岡林信康 |
作曲 | 岡林信康 |
編曲 | 岡林信康 |
リリース | 1968/9/25 |
レコード会社 | 日本ビクター |
最高位 | オリコン65位 |
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