失恋
恋人への別れの想いを自虐的に歌った中島みゆきの11枚目のシングル 「中島みゆき」というアーチストを知ったのは、小学校の頃、ベストテン番組でランクインしたこの曲がキッカケだったと記憶している。 当然ながら、中島みゆき本人は出演することなく、ラン…
はじめてオリコン1位となった荒井由実の6枚目のシングル 自分が中学生くらいまではユーミンがテレビに出ることはほとんどなかったので、どういう歌を歌っているのかよく知らなかったのだが、なにかのクイズ番組で曲名をあてる出題として取り上げられて知った…
1972年にデビューした五輪真弓の18枚目のシングル ずっしりとした荘厳なラブバラードの名曲だ。 しかし、自分が子どもの頃にテレビでこの曲を聴いて、なんだか背筋が寒くなるような気味悪い印象を持ったのと同じように感じた当時の子どもたちも多いのではな…
多くのアーチストがカバーしたラブ・バラードの名曲 自分が子どもの頃、大ヒットしているが自分は好きじゃないという曲はいくつもあったが、実はこの曲もそのなかのひとつだ。 歳をとった今でこそ、この曲の良さをかみしめることができているが、その当時中…
『今夜かしら明日かしら』でデビューした、テレサ・テンの2枚目のシングル テレサ・テンのことは『つぐない』がヒットするまでは、ドリフの番組などでよく目にしてはいたものの、70年代のことなのでハッキリした記憶は残っていない。 1979年に国外退去処分に…
『夢の続き』のB面曲薬師丸ひろ子に提供した曲を逆カバー それまでは、竹内まりやなんてずいぶん前に『不思議なピーチパイ』が流行ったよな、くらいにしか印象がなかったが、ちょうどこの曲と同時期にリリースされたベストアルバム『REQUEST』を買って聴いた…
1976年に三浦弘とハニーシックスがリリースした曲をカバーして大ヒット 男女の愛や別れを男声コーラスグループがムーディに歌う曲は、この年代には頻繁に聴いたものだったが、今ではなかなかお目にかかることができなくなった。 80年代末くらいまで、この曲…
1985年に発売されたアルバム『しあわせ』に収録された曲のリメイク版 この曲は、アルバムに収録された4年後にシングル発売されて大ヒットした曲だ。 当初、深夜ラジオ「サンプラザ中野のオールナイトニッポン」のエンディングでこの曲が毎週流れていたのを聴…
杏里の14枚目のシングル前作『CAT'S EYE』に続く大ヒット曲 前作の『CAT'S EYE』がランキング1位になった勢いもあって、続くこの曲もヒットした感があったが、さわやかなイントロとは裏腹に、歌詞は出だしから絶望的な内容だ。 この頃は、自分はまだ中学生だ…
平浩二の7枚目のシングルその後、1982年に再発売された この曲を初めて知ったのは、何年か前に見たサブカル系のテレビ番組で、昭和歌謡にハマる若者の様子を紹介する内容だったが、それ以来この曲が気に入っている。 歌詞も平浩二の節回しも、いかにも昭和40…
別れの朝/ペドロ&カプリシャス ほか 男女の別れは季節を問わないが、冬の別れは特につらいものだと思う。 冬の歌には温かみのある曲が多いが、別れを歌った曲を選んでみた。 これらは、「冬のうた」というわけではないのだが、なんとなく寒々しい感じのす…
ドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌として、オリコン1位に輝く大ヒットを記録 タイトルのとおり、クリスマスソングの定番曲となっているそうだが、歌詞の内容は、恋人との別れを歌ったものなので、クリスマスの時期に楽しく聴ける曲ではないだろう。 ドラマ…
アルバム『Delight Slight Light KISS』の1曲目に収録 タイトルの「リフレイン」というのは、言葉を繰り返す、という意味らしい。 なるほど、この曲の歌詞は「どうしてどうして…」、というフレーズが繰り返されている。 自動車のCM曲だったのでよく耳にした…
荒木とよひさ・三木たかしの共作による「テレサ・テン三部作」の第一作目 「テレサ三部作」と呼ばれた3曲の中で、自分はこの『つぐない』が一番気に入っている。 どれも荒木とよひさ・三木たかしコンビによる作品で「大人の恋愛」が共通しているが、『愛人』…
元・赤い鳥のメンバーで結成された夫婦デュオ・紙ふうせんのヒット曲 70年代後半は、「フォーク」というジャンルが徐々に消えかかっていった時期だと思う。 その後継として「ニューミュージック」が興ったが、自分がものごとを知る年齢になった時にはもう「…
フォークグループ・風が歌った曲をカバーした太田裕美の21枚目のシングル いくつも名曲を持つ太田裕美にあって、こんなに心揺さぶられる切ない青春ソングの名曲があったなんで最近まで知らなかった。 この頃はもう女性アイドルの顔ぶれがガラリと変わってし…
KANの11枚目のシングル映画「夜逃げ屋本舗」の主題歌 KAN=『愛は勝つ』というイメージが定着しているが、それよりも自分はこの曲が好きで、当時CDを買って何度も聴いたものだ。 爆発的にヒットした『愛は勝つ』から1年半後にリリースされたのがこの曲だが、…
のちに結婚して夫婦となるダ・カーポの4枚目のシングル 「結婚」という言葉が含まれるタイトルだからといって、この曲が結婚を祝福するものだと思う人はいないだろうが、この曲は別れた交際相手から結婚するとの知らせが届いた、という内容の歌だ。 昔の恋人…
ミリオンヒットとなった沢田知可子の8枚目のシングル 当時はあまり気にならなかったが、沢田知可子が歌っている映像を今見ると、本当に普通のOLが歌っているように見える。 思えば、この頃の世の中はバブル景気の真っ只中で、こういう感じのOLや女子大生が街…
近畿大学の学生で結成したシャ乱Qの6枚目のシングル この次にリリースした『ズルい女』が先にヒットしたのを受けてこの曲もヒットした形だ。 最初は軽薄なグループだなと思ったが、その後のつんくの作品や活動を見聞きすると、いろいろ練ったうえで作り上げ…
同志社大出身のエリート歌手・中西保志の2枚目のシングル 中西保志という歌手は、この曲で突然スポットライトがあたって、そして静かに光が消えていったというイメージだ。 まじめそうな外見だなと思っていたが、同志社大出身で、その後会社勤めの経験もわず…
杏里の20枚目のシングルA面シングルでは初めて自身による作曲 自分が大学生になって、車を運転しながら音楽を聴くようになってからというもの音楽を聴く時間が圧倒的に増えた。 車には10枚くらいのCDを持ち込むのだが、一番気にいっていたアーチストは杏里だ…
北海道・苫小牧出身のシンガーソングライター、堀江淳のデビュー曲 80年代初頭の歌謡曲は、70年代のテイストを引きずっていて、個性豊かなアーチストが次々と現れては消えていった印象だ。 このような曲は、今の時代にヒットすることはないだろうから、子だ…
堺正章のソロデビュー曲1971年日本レコード大賞大衆賞を受賞 自分が知る堺正章は、古くはドラマ「西遊記」の孫悟空役であり、正月のかくし芸番組の司会者、そして近年でもさまざまな番組で司会者を務めている。 芸能界に隠然たる権力を持っていると囁かれて…
『Man & Woman』でデビューしたMY LITTLE LOVERの3枚目のシングル もしこの曲が自分に纏わる現実の出来事だとしたら、きっとこの曲を歌うAkkoへの愛に溺れてしまうのではないかと思う。 切ない歌詞を、薄幸そうな容姿のAkkoが、可愛らしくも甘く切ないあの歌…
オリジナルは、かぐや姫のアルバム「三階建の詩」に収録されていた曲 テレビ番組のフォークソング特集でもよく取り上げられている曲だが、レコードジャケットや当時の映像などを見るにつけ、長髪、ヒゲ、パンタロン姿など、この時代ならではのアーチストの佇…
尾崎亜美が作詞・作曲を手掛けた、杏里のデビュー曲 後年発売されてた杏里のベスト盤には、この曲はリメイクされて収録されている。 杏里自身が、オリジナルの歌唱やアレンジを気に入ってないからなのかどうかわからないが、自分が聴いた感想は、デビュー当…
歌唱中、谷村新司が小川知子の胸元に手を入れる仕草が衝撃的だった この曲もカラオケスナックでよく聴く曲だ。 やはり一番の注目ポイントは、サビの部分で男性側が女性の胸元に手を差し入れるかどうか、ということになるが、これまで見た限りでは、それっぽ…
小泉今日子の32枚目のシングルドラマ「パパとなっちゃん」主題歌 別に大ファンというわけではないが、自分のキョンキョン観を話すと、当初は可愛らしいがあまり特徴のないアイドル、その後は既存のアイドル像を覆す物言いで徐々に自己主張の強さを押し出し、…
ガゼボ「I Like Chopin」のカバー曲日本語詞は松任谷由実によるもの 雨の休日は部屋で物思いに耽る、なんていうドラマのような過ごし方も良いと思うが、この曲はそんなドラマチックなシーンを歌に込めたような作品だ。 原曲はガゼボの「アイ・ライク・ショパ…